このような疑問にお答えします。
我が家では最近、サンコーの食洗機ラクアを買いました。
3ヶ月ほど使ってみたレビューと、ここは良くないなと思う点についてご紹介したいと思います。
※9ヶ月使用した時点でのメンテナンス情報も追加しました。
食洗機ラクアを実際に使ってみたレビュー
手洗いとの比較
手洗いと比べると、食洗機を使ったほうが若干楽かなといった感じです。
洗う食器の量が多い時(2~3人分)は、ラクアを使ったほうが楽で、量が少ない時(1人分など)は、むしろ手洗いで洗ったほうが楽かもしれません。
私は普段2人分の食器を洗うことが多いのですが、手洗いで洗っていた時よりも若干楽です。
なぜすごく楽にならないかと言うと、食洗機のカゴにうまく食器を並べるのに少しコツが要ることと、分岐水栓を付けていないので給水タンクに水を入れる手間があるので、若干楽になったというのが正直なところです。
洗う食器の量が少ない場合は、手洗いと比べて食洗機を使ったほうが若干楽です。
多い場合は食洗機を使ったほうが楽なのは確かです。
ただ、複雑な形状の物や、手では洗えない隙間が多い物などは、温水水流で洗う食洗機が優れています。
また、ガラス製品は手で洗うよりも食洗機で洗ったほうが透明感があってキレイになります。
カゴに食器を入れる時
食洗機ラクアのカゴに食器を入れる際は、考えて入れないとうまく洗えません。
まずは食器同士が完全に重なっている状態では、水が入っていかないので汚れがうまく落ちません。
また、カゴの下から食器の一部がはみ出してしまうと、カゴの下で水を出しながら回っているプロペラのような部品に引っ掛かってしまい、汚れを落とす効率が落ちます。
私も何度か、カゴの下から食器がはみ出してしまい、プロペラが止まってうまく洗えていないことがありました。
食洗機ラクアは便利ですが、カゴに食器を入れる際は、考えて入れないとうまく洗えないことがあります。
給水について
給水については、分岐水栓で給水するか付属のジョッキで給水するかで手間が大きく変わります。
水道の蛇口から分岐水栓で水をラクアまで繋げられる場合は、水栓をひねるだけで給水が出来ます。
分岐水栓が付けれない場合は、本体に付属しているジョッキを使って、本体上部の給水口から手動で水を入れなければなりません。
本体には5リットル水が入るので、付属のジョッキで3杯分入れなければなりません。
一回の洗浄で5リットルの水を全て使ってしまうので、食器を洗うたびに給水が必要です。
給水は、分岐水栓と手動ジョッキで手間が大きく変わり、洗うたびに給水が必要なので、ジョッキの場合は少し手間です。
後日、このような水タンクをホームセンターで購入しました。
ラクアの製造元であるサンコーさんでも、給水ジャグの販売がありますが、品切れ中だったので代わりの物を探していました。
容量は10リットルで少し大きいですが、1回で給水が完了するので、付属のジョッキで3往復して給水するよりもかなり楽になりました。
このように台所で水を入れます。
ラクアの給水量は約5リットルなので、一杯まで入れる必要はありません。
半分を少し越えるくらいで大丈夫です。
というよりも、一杯まで入れてしまうと重いです。
コックをオンにして給水します。
少しずつ水が出てきますので、満水のブザーが鳴るまで他の用事が出来るのも良い点です。
水道代について
我が家では2ヶ月に1度水道代の請求があります。
ラクアを購入してからちょうど2ヶ月後の水道代はというと、購入前と比較して約1000円ほど安くなりました。
2ヶ月分で約1000円安くなったので、1ヶ月に直すと約500円ほど水道代が安くなった計算です。
手洗いよりも食洗機ラクアで洗ったほうが、手間も水道代も節約出来そうです。
ちなみに、我が家では毎日晩御飯後に、2人分の食器をラクアで洗っていました。
これより少人数分の食器を洗う場合は、水道代の節約効果が小さくなるかも知れません。
逆に2人分以上の量の食器を洗う場合は、水道代の節約効果がより大きくなるでしょう。
我が家では、ラクア購入後の水道代が安くなりました。
食洗機ラクア購入の注意点
意外と大きい
ラクアの本体は意外と大きく、重さもあるので置き場所をよく考えなければいけません。
水を使うので、出来ればシンクの近くに設置したいところですが、シンクの回りに広いスペースを確保するのは難しいと思います。
我が家では、キッチンカウンターの上に置いています。
シンクの近くですし、重さがあっても安心なので設置したのですが、わずかにカウンターの幅よりもラクアのほうが大きく、下に板を敷くことで解決しました。
ラクアの本体は意外と大きく、重さもあるので設置場所には要注意です。
コンセントのアース線問題
食洗機ラクアの電源コンセントにはアース線があり、アース線を繋げることが推奨されています。
食洗機は洗濯機などと同じく水を使う家電なので、漏電防止のためにアース線を繋げるのが推奨されます。
ただ、キッチンの回りにアース付きのコンセントがあるかどうかが問題となります。
あっても冷蔵庫や電子レンジなどで使ってしまっているケースがあると思います。
我が家でも食洗機の設置場所近くにアースを取れる場所がなく、仕方ないのでアース線を延長しエアコンのアースに共締めしました。
食洗機ラクアを購入される際は、アース付きコンセントの有無を確認したほうが良いでしょう。
意外と手間がかかる
レビューの項目でも書きましたが、食洗機ラクアを使う時は意外と手間が掛かります。
まず、カゴにうまく食器を入れるのに慣れが必要で、失敗するとうまく洗えないこともあります。
また給水が分岐水栓なら問題ありませんが、付属のジョッキで入れる場合は3杯分入れる必要があるので、なかなか手間が掛かります。
洗う食器の量が少ない場合は、これ手で洗ったほうが楽で早いんじゃね問題が発生します。
カゴの配置と給水の手間を考えて購入されたほうが良いかもしれません。
メンテナンスについて
サンコーのラクアを使用し始めて9ヶ月が経ち、食べ屑などを回収するカゴと網の状況を確認しましたので報告します。
ラクアは温水で食器を洗う食洗機なので、庫内の汚れは全くありませんでした。
食べ屑や食材屑を回収するカゴと網には、コケのような汚れの付着が若干見られましたが、動作に影響を及ぼすほどのものではありませんでした。
我が家では、食器を食洗機に入れる前に、流水で粗方の汚れや食材屑を洗い流しています。
また、頑固な焦げ付きなどは、金属タワシで落としてから食洗機に入れています。
おそらく、その予洗いのおかげでカゴや網がさほど汚れていなかったのだと思います。
具材が付いたままの食器や、汚れが激しい物をそのまま食洗機に入れると、おそらくカゴや網はかなり汚れて詰まることもあると思います。
食洗機に入れる前に予洗いする我が家では、使用9ヶ月でも庫内はキレイなままで、カゴ・網もさほど汚れていませんでした。
食洗機サンコーラクアのその後
我が家で使っていたサンコーラクア食洗機は、購入から1年が過ぎた辺りで故障し使えなくなりました。
製品保証が切れる1年と少しで壊れてしまったので、ショックでした。
電源を入れてスタートボタンを押すと、しばらくしてエラーが表示され、運転が開始されることはありません。
取説でエラーコードを確認すると、温度センサーエラーでした。
温度センサーに何か不具合があるようなので、交換出来ないかと本体を分解して確認してみたのですが、とても素人では無理そうなので諦めました。
ネットで検索すると、同じような症状で同じような時期に故障したという情報が出てきたので、ラクアの弱点なのかも知れません。
購入から1年と少しで壊れてしまったので、ラクアの耐久性は低いと言うしかありません。
我が家で使っていたサンコーラクア食洗機は、購入から1年が過ぎた辺りで故障し使えなくなりました。