あえて弱く!?車のボディ剛性をあえて弱くする3つの理由

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サクシード

疑問

  • 車のボディ剛性は高ければ高いほど良い?
  • ボディ剛性が高いほど車の寿命は長い?
  • 剛性の弱い場所は迷わず補強するべき?

このような疑問に、愛車遍歴7台、サーキット走行経験もある筆者がお答えします。

この記事で分かること

  • ボディ剛性について
  • ボディ剛性と車の寿命
  • 補強することのデメリット
この記事を書いた人
プロサクの日々

ホンダインテグラタイプRやクラウンなど、中古車7台に乗り、改造や事故などで失敗も多数。
大学で自動車部に所属、車の整備、改造、レーシングカートを経験。
社会人になり、ショップのレース車両でエビス東コースのサーキット走行会や耐久レースにドライバーとして参加。
プロボックス・サクシードは前期型と後期型の両方に乗った経験があり、通算して乗車歴は11年目になります。
後期型サクシード(プロボックス)を仕事とプライベートの両方で乗り、年間走行距離は約18000キロ。セカンドカーはダイハツムーヴカスタム。

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ボディ剛性について

トラックやバンなどの商用車やスポーツカーは、ボディ剛性が高くなるように設計され、乗り心地や寿命を重視する車は、ボディ剛性をあえて弱く設計していることがあります。

ボディ剛性は高ければ高いほど良いというものではなく、メリット・デメリットがあるからです。

荷物を積むトラックは、ラダーフレームと呼ばれる強靭な骨格があり、同じく荷物を積む商用車バンや高負荷なスポーツ走行を行うスポーツカーは、補強板や補強バーをはじめ、そもそもの鋼板を厚板にするなどの方法でモノコックフレーム自体が強化されています。

逆に、乗り心地や寿命を重視する車は、あえて弱い箇所を作ることで、路面からの入力を逃がすような設計をしていることがあります。

また、ボディ剛性は車の操作性にも影響を与え、あえて弱い部分を作ることによってマイルドな挙動になるように設計されていることもあります。

路面からの入力に対応できないほどボディ剛性が弱いと、車がふらふらして安定しませんが、逆にボディ剛性が高過ぎる場合は、安定はしますが厳密に言うと曲がりにくいセッティングになります。

車が曲がる時はボディのしなりも利用して曲がっていることも無視出来ません。

ボディ剛性と車の寿命

あえてボディ剛性の弱い箇所を作り、ボディの強度に遊びを持たせることで、路面からの入力をうまく逃がして車の寿命を伸ばしているケースもあります。

もし、全く入力の逃げ場がないガチガチに固いボディだと、繰り返し路面からの衝撃が加わることで、金属疲労や亀裂が発生する可能性が高くなり、車の寿命は短くなります。

ボディもサスペンションの一部と考え、強度がありながらも柔軟性があり、適度にしなるボディが理想的と言えます。

例えば、トヨタのクラウンは乗り心地を良くする為と車の寿命を長くする為に、あえてボディ剛性を弱めた部分を作ることによって、地面からの入力を逃がすような設計をしていると聞いたことがあります。

ボディもサスペンションの一部だと考えると、ボディ剛性が高くなるほど、乗り心地も固くなる傾向になります。

あえてボディ剛性の弱い場所を作って、強度に遊びを持たせることで、路面からの入力を逃がして車の寿命を伸ばすという発想もあります。

補強することのデメリット

タワーバーなど、ボディ剛性を高めるためのパーツが市販されていますが、装着することによるデメリットもあります。

例えば、補強パーツが付いていることで、事故時のダメージが大きくなることがあります。

例えば、補強パーツの一つでエンジンルームのサスペンションマウントに取り付けるタワーバーという部品があります。

タワーバーを取り付ける事によって、ボディ剛性の向上効果があることはもちろん、左右のサスペンションマウントを繋ぐことになるので、スタビライザーと似たような効果があり、車の挙動が安定方向になります。

ですが、タワーバーはエンジンルームの左右を直接繋ぐことになるので、もし左右のどちらかが事故にあった場合、タワーバーが無ければ片方だけのダメージで済んだはずのものが、反対側のほうまでダメージがおよぶ可能性が否定できません。

また、ボディを補強することによる重量増加も、無視できないデメリットと言えます。