このような疑問にお答えします。
加湿も出来る空気清浄機は、特に乾燥しがちな冬に大活躍します。
湿度を一定に保つように自動で運転してくれるので、使い始めると手放せません。
今回は、シャープの加湿空気清浄機KC-J50-Wを購入して使ってみたレビューをご紹介します。
シャープの加湿空気清浄機KC-J50-Wについて
シャープの加湿空気清浄機KC-J50-Wは、型落ち(2018年モデル)ながら後続モデルと変わらない性能を持ち、実売価格は定価の半額ほどと、コストパフォーマンスに優れた加湿空気清浄機となっています。
シャープの空気清浄機は毎年のように新しいモデルが発売されており、数年前の型落ちモデルになると価格が安くなる為です。
シャープの加湿空気清浄機には、同じような型式名でその年ごとのモデルがあります。
- KC-H50-W (2017年モデル)
- KC-J50-W(2018年モデル)
- KC-L50-W(2019年モデル)
型式名は違いますが基本的な性能は同じで、プラズマクラスターや3重フィルター、Ag⁺イオンカートリッジなど各種機能を備えています。
一部、モデルごとの小さな違いもありますが、基本的な部分は同じです。
私が購入したKC-J50-W(2018年モデル)も、いわば型落ちの加湿空気清浄機になりますが、最新の2021年モデルでも基本的な部分に違いがないことから、ある意味お買い得なモデルと言えると思います。
選択肢がたくさんある中で、加湿空気清浄機を選ぶのは私もかなり迷いましたが、2018年モデルのKC-J50-Wの新品を、定価の約半額で購入しました。
おそらくですが、もう1つ前の2017年モデルでも性能に大差はなく、シャープの加湿空気清浄機自体が、もうある程度完成された家電なのだと思います。
とはいえ、やはり発売年が新しいほど、見えない部分の改良や公表されていない変更点などがある可能性もありますので、価格差が少ないのであればより新しい年のモデルを購入されても良いかと思います。
シャープの加湿空気清浄機KC-J50-Wは、型落ち(2018年モデル)ながら後続モデルとほとんど変わらない性能を持ち、実売価格は定価の半額ほどと、コストパフォーマンスに優れた加湿空気清浄機です。
実際に使ってみた感想
それでは、実際にシャープの加湿空気清浄機KC-J50-Wを使ってみた感想をご紹介します。
加湿空気清浄機は、家の中で長時間稼働することが多い家電なので、実際に使ってみた時の使い心地が重要だと思うからです。
私自身、加湿空気清浄機を購入する際には、どの機種にするかかなり迷いました。
我が家では、家族がよく集まるリビングの壁際に、加湿空気清浄機を設置することにしました。
あまり狭い場所に設置すると、空気の循環効率が落ちてしまうので、設置場所には気を使いました。
外観や操作ボタンなど、項目別に実際に使用した時のレビューをご紹介していきます。
外観
外観については、万人受けするスタイリッシュなデザインだと思います。
さすが、大手家電メーカーのシャープが作った加湿空気清浄機なだけはあります。
ホテルや旅館など、宿泊施設でもよく使われている機種なので、自分の家に置くと部屋がランクアップしたかのように見えるから不思議です。
本体のサイズ感は、幅や奥行きよりも高さが結構あるので、床に直接置く場合は特に気にならないと思いますが、何か家具の上に置く場合は、その高さが圧迫されているように感じるかも知れません。
また、外観とは関係無いかも知れませんが、本体の背面にフィルターと吸気口があるので、壁から少し離さないと空気の循環効率が悪くなり、性能が発揮出来なくなる可能性があります。
外観については、大手家電メーカーのシャープの加湿空気清浄機ということもあり、万人受けするスタイリッシュなデザインだと思います。
操作ボタン
操作ボタンは本体の上面に配置されています。
立った状態で上から見やすく、操作もしやすいです。
中心には空気の状態を示すイルミネーションがあり、空気が綺麗な場合は緑色に、汚れている場合は赤色に、リアルタイムに変化して教えてくれます。
私は以前に、2016年モデルのシャープ製空気清浄機を所有し寝室で使用していたことがあり、その時のモデルは操作ボタンとイルミネーションが前面に付いており、夜寝る時はイルミネーションが明るく眩しくて、寝苦しい思いをしたことがありました。
その経験から言うと、今回のシャープ加湿空気清浄機KC-J50-Wは、操作ボタンとイルミネーションが上面に付いているので、夜にイルミネーションが眩しいといった事が起こりにくいと思いました。
ただし、もし本体を高い場所に設置した場合は、上面にあるボタンやイルミネーションはむしろ操作しにくく視認性が悪いと言えるかもしれません。
操作ボタンは本体の上面に配置されています。
吹き出し口
シャープの加湿空気清浄機KC-J50-Wの吹き出し口は、前後に2箇所あります。
加湿と清浄をした空気を、前後の両方から吹き出すことによって、お部屋全体の空気の循環効率を高めているのだと思います。
前方向にも空気が吹き出してくるので、加湿空気清浄機と人との距離が近いと、直接風が当たって不快に感じたり、寒く感じたりすることもあるかも知れません。
後ろ向きの吹き出し口にはフタが付いており、それを閉めると前後に分散していた風が前方に集中し、さらに前方からの風が強くなります。
人に直接風が当たらないように、部屋の壁ぎわなどに設置して使用するのが良いのではないかと思います。
シャープの加湿空気清浄機KC-J50-Wの吹き出し口は、前後に2箇所あります。
フィルターについて
シャープの加湿空気清浄機KC-J50-Wのフィルターは、本体背面にあります。
フィルターは3重になっており、まずメインフィルターとその上に活性炭のフィルターが乗り、最後にプレフィルターという構造です。
プレフィルターは使い捨てで、新品の本体に付属品として3枚付いてきます。
本体背面のフィルター部分にマジックテープのシールを8箇所貼り、その上からプレフィルターを貼りつける構造です。
我が家ではプレフィルターの追加購入は特に考えていないので、マジックテープの糊が残ることを考慮し、マスキングテープを貼った上からマジックテープを貼りました。
プレフィルターは、空気を吸うフィルターの1番最初で大きなホコリやゴミをキャッチし、そのままはがすだけで捨てられるという手軽さが最大の特徴です。
こまめに掃除機でフィルターを掃除したり、メンテナンスが出来る方には特に必要無いかと思います。
とりあえず、新品の製品にはプレフィルターが3枚付属していたので、それは使おうと思います。
シャープの加湿空気清浄機KC-J50-Wのフィルターは本体背面にあり、メインフィルター・活性炭フィルター・プレフィルターの3重構造となっています。
給水タンクについて
加湿用の給水タンクは本体向かって右側面にあります。
容量は大きく、1リットル以上の水が入りますが、それでも冬の空気が乾燥している季節におまかせ運転で1日中つけていると、半分以上の水が無くなります。
タンクの注ぎ口は大きめで、水を入れやすい構造になっていますが、タンク自体の高さがあるので、水道の蛇口の高さが低いとタンクを斜めにして水を入れなければならず、やりにくく感じるかも知れません。
また、使用する水は水道水のみで、浄水器の水などは塩素が無く腐敗する可能性があるので、使用禁止となっています。
加湿用の給水タンクは本体向かって右側面にあります。
電源コードについて
シャープの加湿空気清浄機KC-J50-Wの電源コードは、長さ約1.5mほどで少し短いと思います。
特にコードリールが付いていて収納出来るようなタイプではなく、そのままだらーんと伸びているタイプなので、長過ぎる場合は束ねて、短過ぎる場合は延長するなどして対応する必要があります。
我が家ではコンセントの位置的にギリギリの長さでしたが、必要であれば延長コードで延長すれば特に問題は無いと思います。
水を扱う家電ですが、コンセントのアース線は無いタイプになります。
シャープの加湿空気清浄機KC-J50-Wの電源コードは、長さ約1.5mほどで、私の感覚では少し短いかなと感じました。
運転音について
シャープの加湿空気清浄機KC-J50-Wの運転音は、平常時はかなり静かだと思います。
我が家ではおまかせモードで常時運転させていますが、作動音が静かなので、寝る時もそのまま忘れて朝まで付けっぱなしの事がよくあります。
ただ、空気がキレイな内は静かですが、汚れてきて空気清浄機のパワーが上がってくると、少しだけうるさく感じる事はありました。
ですがそれも一時的な事で、空気がキレイになるとパワーも落ち作動音も静かになるので、大きな問題にはならないと思います。
どうしても気になる場合は、おまかせモードではなく、静音モード固定で運転すると静かで良いと思います。
シャープの加湿空気清浄機KC-J50-Wの運転音は、空気が汚れていて強パワーで運転しない限りは、かなり静かで付けているのを忘れるほどです。
KC-H50-W、KC-J50-W、KC-L50-Wの違い
ここでは、KC-H50-W(2017年モデル)、KC-J50-W(2018年モデル)、KC-L50-W(2019年モデル)の違いについてご紹介します。
型式名のアルファベットが1文字違い、それぞれ発売された年度が異なります。
ですが、基本的な構造は同じなので、性能も基本的にはほとんど同じ物となっています。
ただ、一部機能の有無に差があるなど、違いが全く無いかと言われるとそうではありません。
発売年度が古くなるほど、新品でも安く購入出来る可能性がありますので、参考にして頂ければと思います。
次からは、KC-H50-W、KC-J50-W、KC-L50-Wのそれぞれの違いについて詳しく解説していきます。
KC-H50-W(2017年モデル)
KC-H50-Wは2017年発売のモデルになり、明るさセンサーとチャイルドロックを装備している点が特徴になります。
今回ご紹介する3機種の中では、1番古い機種になりますが、他の新しいモデルには装備されていない機能があります。
本体のカラーはホワイトのみとなり、末尾に-Wが付きます。
KC-H50-Wの特徴として、明るさセンサーとチャイルドロック機能が装備されている点が挙げられます。
明るさセンサーとは、暗くなると自動で静音運転に切り替わる機能で、チャイルドロックと共に2018年モデルのKC-J50-Wと2019年モデルのKC-L50-Wには装備されていません。
年式も古くなっているので、新品で販売している事は少ないと思いますが、他の新しいモデルには無い明るさセンサーとチャイルドロックを装備している点が最大の特徴であると言えます。
KC-H50-Wは2017年発売のモデルになり、明るさセンサーとチャイルドロックを装備している点が特徴になります。
KC-J50-W(2018年モデル)
KC-J50-Wは2018年発売のモデルになり、現行モデルと大差ない基本性能を持っています。
基本性能として、プラズマクラスター7000、スピード循環気流、3重フィルター、パワフル吸じん運転、Ag⁺イオンカートリッジ、これら5つの機能を備えている為です。
本体のカラーはホワイトとグレーが発売されており、ホワイトは型式名の末尾に-Wが付き、グレーは型式名の末尾に-Hが付きます。
私は2021年12月に、このKC-J50-W(ホワイト)を購入しましたが、定価の約半額で購入する事が出来ました。
前モデルのKC-H50-W(2017年モデル)に装備されていた明るさセンサーとチャイルドロックは、残念ながらこのモデルでは廃止されています。
KC-J50-Wは2018年発売のモデルになり、現行モデルと大差ない基本性能を持っています。
KC-L50-W
KC-L50-Wは2019年発売のモデルになり、前モデルのKC-J50-W(2018年モデル)と基本的な性能は同じになっています。
基本性能としては前モデルのKC-J50-W(2018年モデル)と変わらず、プラズマクラスター7000、スピード循環気流、3重フィルター、パワフル吸じん運転、Ag⁺イオンカートリッジ、これら5つの機能を備えている為です。
本体のカラーはグレーが廃止され、ホワイトのみとなり、末尾に-Wが付きます。
私が加湿空気清浄機の購入を検討した時は、KC-J50-W(2018年モデル)と、KC-L50-W(2019年モデル)が最後まで候補に残りました。
両方とも実売価格にほとんど差は無く、若干KC-J50-W(2018年モデル)が安かったので購入を決めました。
KC-L50-Wは2019年発売のモデルになり、前モデルのKC-J50-W(2018年モデル)と基本的な性能は同じになっています。
メンテナンスについて
ここでは、KC-J50-W(2018年モデル)を実際に使っている私が、日常的に行っているメンテナンスについてご紹介します。
加湿空気清浄機なので、給水タンクに水を補給したり、フィルターの清掃など定期的なメンテナンスが必要になってくる為です。
特に加湿フィルターは汚れやすく、メンテナンスを怠ると臭いや雑菌、カビの原因になるので要注意です。
また、本体背面のフィルターは、運転中は常に空気を吸っている場所になるのでホコリがたまりやすく、定期的な掃除が必要になります。
1部、メーカーのサイトや取扱説明書にも載っていない情報も含まれますので、参考になれば幸いです。
次からは、KC-J50-W(2018年モデル)を実際に使っている私が行っている、日々のメンテナンスを項目別にご紹介していきます。
給水タンクに水を補給
加湿空気清浄機として運転するには、給水タンクに水を補給する必要があります。
冬など空気が乾燥している時期は、1日で給水タンクの水が空になることもある為です。
我が家では、加湿空気清浄機のKC-J50-Wを常につけっぱなしで使っています。
モードはおまかせモードで、加湿と空気清浄を24時間行っています。
12月の例ですが、朝6時に給水タンクに満タンに水を補給して、約12時間後の夜6時には空になります。
タンクには1リットル以上の水が入るのですが、冬の空気が乾燥している時期は、給水タンクへの頻繁な給水が必要となります。
おまかせモードでは、常に60%前後の適切な湿度に自動的に保ってくれるので、加湿のし過ぎになる心配はありません。
加湿空気清浄機として運転するには、給水タンクに水を補給する必要があります。
フィルターの清掃
本体背面のフィルターの清掃も、定期的に行う必要があります。
運転中は常に空気を吸っているので、ホコリがフィルター表面に付着し吸気効率が落ちる為です。
清掃方法は簡単で、フィルターの表面のホコリを掃除機で吸い取るだけです。
注意点は、水洗いが出来ないフィルターがあることと、フィルターを本体にセットする際に方向指定があることです。
水洗い可能かどうかと、セットする方向はフィルター本体に記載があるので、間違えることは少ないと思います。
本体背面のフィルターの清掃も、定期的に行う必要があります。
加湿フィルターの清掃
加湿フィルターの清掃も定期的に行う必要があります。
常に水にさらされているため、お手入れをしないと雑菌が繁殖し、ぬめりや臭いなどの原因になる為です。
清掃方法は、まず給水タンクを取り外し、加湿フィルターがセットされている土台を手前に引き抜くことで、加湿フィルターごと取り外すことが出来ます。
フィルターと土台を水洗いすることで清掃していきます。
加湿フィルターの表面に、黄色い汚れのようなものが付着することがありますが、これは水道水に含まれるミネラル分が結晶して出来たもので、特に気にして取り除く必要はありません。
加湿フィルターは柔らかく、固い物でゴシゴシ擦ると傷んでしまうので、水で流す程度の清掃にとどめます。
全体的に細かい部分が多いので、私の場合は塩素水に浸け置きして清掃しています。
加湿フィルターの清掃も定期的に行う必要があります。