このような疑問に、プロボックス・サクシード歴11年目の筆者がお答えします。
後期型プロボックスのCVTの特性やギア比について












後期型プロボックスのCVTは、燃費に優れスムーズで、いざという時の加速力もそれなりにあると思います。
特に、DレンジからSレンジに入れた時の変化が大きく、加速力が一気に増します
筆者の感想ですが、Dレンジは燃費を重視した巡航用、Sレンジは高速道路への合流などで使用する加速用、Bレンジは急な下り坂などで強力なエンジンブレーキが必要な時用といった感じです。
DレンジとSレンジでは特性が全く異なり、ハイギアードからローギアードへ一気に変化するので、まるで別の車のようです。
Bレンジは基本的にはあまり使う事はなく、約6年6万キロ後期型サクシード(プロボックス)に乗っている筆者ですが、急な下り坂などで数回しか使ったことはありません。
後期型プロボックスのCVTって過走行時の耐久性は大丈夫なの?
後期型プロボックスのCVTは、15万キロ以上の過走行でも特に大きな故障はなく、耐久性は問題無いと思います。
筆者の乗っている後期型サクシード(プロボックス)も、16万キロ以上走行した過走行車ですが、CVTの動作自体は特に問題はなく、スムーズに走ります。
ただ、ノーメンテナンスという訳ではなく、中古車で購入してすぐの10万キロ時点で、トヨタ純正CVTフルードに全量交換し、その後は車検毎にワコーズのCVTフルードプレミアムSを循環交換しています。
CVTフルードの交換は割りと重要なようで、筆者も交換後は静粛性の向上やシフトチェンジ時のショック低減、燃費の大幅な向上など、効果を実感しました。
CVTというと、あまり強いイメージを持たれない方も多いと思いますが、トヨタがプロボックスという商用車に採用しているだけあって、きちんとメンテナンスしていれば過走行でも問題はなさそうです。
CVTの燃費について
燃費に関しては、筆者が以前に乗っていた前期型サクシード(プロボックス)の駆動方式FF、トランスミッション5MTの車両がリッター14キロ~16キロ程度だったのですが、それと同程度か少し良いくらいです。
後期型サクシード(プロボックス)に乗り換えた理由として、燃費の大幅な向上を期待していた筆者ですが、現実はそこまで大きな変化はありませんでした。
元々が燃費に有利な5MTとの比較なので、そこまで大きな差はなかった訳ですが、ATなどとの比較だと、おそらくCVTのほうが大幅に燃費は良くなると思います。
筆者の実測では、CVTの燃費は一般道で14.5~16キロ前後、高速道路で18~22キロ程度となっており、決して燃費が悪い訳ではないです。
ただし、中古車として購入直後のCVTフルード交換前では、一般道でリッター12キロという燃費を記録したこともあり、CVTフルードの交換が後期型プロボックスの燃費の鍵を握るような気がしています。