実録!後期型プロボックスのCVTの変速特性や耐久性などご紹介

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プロボックスCVTドライブ サクシード

疑問

  • 後期型プロボックスのCVTってどうなの?
  • 実際につかってみた使い心地や燃費は?
  • 耐久性は大丈夫なの?

このような疑問に、プロボックス・サクシード歴11年目の筆者がお答えします。

この記事で分かること

  • 後期型プロボックスのCVTの特性が分かる
  • 実際の走行で使っている人の感想や実燃費が分かる
  • 過走行時の耐久性が大丈夫かが分かる
この記事を書いた人
プロサクの日々

ホンダインテグラタイプRやクラウンなど、中古車7台に乗り、改造や事故などで失敗も多数。
大学で自動車部に所属、車の整備、改造、レーシングカートを経験。
社会人になり、ショップのレース車両でエビス東コースのサーキット走行会や耐久レースにドライバーとして参加。
プロボックス・サクシードは前期型と後期型の両方に乗った経験があり、通算して乗車歴は11年目になります。
後期型サクシード(プロボックス)を仕事とプライベートの両方で乗り、年間走行距離は約18000キロ。セカンドカーはダイハツムーヴカスタム。

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トヨタのプロボックスとサクシードは兄弟車で、ほとんど同じ車です。

後期型プロボックスのCVTの特性やギア比について

P(パーキング)ポジション。後期型プロボックスのCVTのシフトはゲート式で、縦と横にシフトレバーを動かしてシフトチェンジします。
スピードメーターのディスプレイにはPが表示されます。
Pの下はR(リバース)です
ディスプレイにはRが表示されます
Rの下はN(ニュートラル)です
ディスプレイにはNが表示されます
NからD(ドライブ)へ、この時少しだけ変速ショックを感じます。
ディスプレイにはDが表示されます
DからS(スポーツ)へ。停車状態では変速ショックは特に感じません
ディスプレイにはSが表示されます
SからB(ブレーキ)へ。停車状態では変速ショックは特に感じません。
ディスプレイにはBが表示されます。Bモードは強力なエンジンブレーキがかかるローギアですが、滅多に使いません。

後期型プロボックスのCVTは、燃費に優れスムーズで、いざという時の加速力もそれなりにあると思います。

特に、DレンジからSレンジに入れた時の変化が大きく、加速力が一気に増します

筆者の感想ですが、Dレンジは燃費を重視した巡航用、Sレンジは高速道路への合流などで使用する加速用、Bレンジは急な下り坂などで強力なエンジンブレーキが必要な時用といった感じです。

DレンジとSレンジでは特性が全く異なり、ハイギアードからローギアードへ一気に変化するので、まるで別の車のようです。

Bレンジは基本的にはあまり使う事はなく、約6年6万キロ後期型サクシード(プロボックス)に乗っている筆者ですが、急な下り坂などで数回しか使ったことはありません。

後期型プロボックスのCVTは、駆動方式がFFの場合、変速比は2.480~0.396、後退は2.604~1.680、最終減速比は5.698とカタログ上ではなっています。

後期型プロボックスのCVTって過走行時の耐久性は大丈夫なの?

後期型プロボックスのCVTは、15万キロ以上の過走行でも特に大きな故障なく、耐久性は問題無いと思います。

筆者の乗っている後期型サクシード(プロボックス)も、16万キロ以上走行した過走行車ですが、CVTの動作自体は特に問題はなく、スムーズに走ります。

ただ、ノーメンテナンスという訳ではなく、中古車で購入してすぐの10万キロ時点で、トヨタ純正CVTフルードに全量交換し、その後は車検毎にワコーズのCVTフルードプレミアムSを循環交換しています。

CVTフルードの交換は割りと重要なようで、筆者も交換後は静粛性の向上やシフトチェンジ時のショック低減、燃費の大幅な向上など、効果を実感しました。

CVTというと、あまり強いイメージを持たれない方も多いと思いますが、トヨタがプロボックスという商用車に採用しているだけあって、きちんとメンテナンスしていれば過走行でも問題はなさそうです。

ATや5MTなど、どんなトランスミッションにも言えることかもしれませんが、特にCVTは油脂類などきちんとメンテナンスしないと、耐久性や燃費が犠牲になるような気がしています。

CVTの燃費について

燃費に関しては、筆者が以前に乗っていた前期型サクシード(プロボックス)の駆動方式FF、トランスミッション5MTの車両がリッター14キロ~16キロ程度だったのですが、それと同程度か少し良いくらいです。

後期型サクシード(プロボックス)に乗り換えた理由として、燃費の大幅な向上を期待していた筆者ですが、現実はそこまで大きな変化はありませんでした。

元々が燃費に有利な5MTとの比較なので、そこまで大きな差はなかった訳ですが、ATなどとの比較だと、おそらくCVTのほうが大幅に燃費は良くなると思います。

筆者の実測では、CVTの燃費は一般道で14.5~16キロ前後、高速道路で18~22キロ程度となっており、決して燃費が悪い訳ではないです。

ただし、中古車として購入直後のCVTフルード交換前では、一般道でリッター12キロという燃費を記録したこともあり、CVTフルードの交換が後期型プロボックスの燃費の鍵を握るような気がしています。

耐久性や燃費の面でも、CVTフルードの交換はおすすめです。