このような疑問にお答えします。
プライベートで毎日のようにコインパーキングを利用している筆者が、自らの体験と経験を元に情報を発信しています。
また、コインパーキング業界に10年以上在籍している知人から聞いた情報を元に、記事を編集しています。
皆様のコインパーキングにおける疑問やトラブルに、少しでもお役に立てれば幸いです。
繰返しと1回限りと当日限り
コインパーキングの最大料金には、繰返しと1回限りと当日限りという、3種類の適用条件があります。
この条件次第では、最終的に精算機で支払う金額が大きく違ってくるので注意が必要です。
一見何を表すのか、どういう意味なのか分かりづらいと思いますが、様々な場所のコインパーキングの最大料金で、実際にこれら3種類の適用条件が使われています。
特に2日や3日など長期間の間、コインパーキングに車を停めておく場合は、これら3種類の違いをよく理解しておかないと、とんでもない金額を請求されかねません。
30分や1時間など、最大料金が適用されない短時間での利用であれば、これらの話は関係ないかも知れませんが、知っておいて損はない情報だと思います。
コインパーキングの最大料金には、繰返しと1回限りと当日限りという、3種類の適用条件があります。
繰返し
それでは、1つ目の適用条件「繰返し適用」について説明していきます。
最大料金の適用条件を理解する事で、本当にお得なコインパーキングを見極める事が出来るようになります。
繰返し適用は、コインパーキングの最大料金が分かりづらいとの消費者の声を受け、最近主流になっている適用条件です。
例えば24時間最大料金が500円で午前8時に車を停めた場合、翌日の午前8時までは500円で停める事が出来ます。
適用条件が繰返しの場合は、このサイクルが繰返し適用されます。
よってさらに翌々日の午前8時まで車を停めた場合は、500円×2の1000円が料金となります。
先にご紹介した3種類の適用条件の中でも、最終的に安い料金となるのがこの繰返し適用です。
1つ目の適用条件「繰返し適用」について説明しました。
1回限り
次に、2つ目の適用条件「1回限り」について説明します。
この適用条件は、先に説明した繰返し適用と異なり、料金が予想外に高額になりがちなので注意が必要です。
最近では、その分かりにくさと高額な料金から消費者のクレームが発生し、この1回限りという適用条件を採用するコインパーキングは減少しています。
1回限りとは、その最大料金が1回しか適用されない条件となります。
どういう事か、具体的な例で説明します。
例えば、24時間最大料金が500円で午前8時に車を停めた場合、翌日の午前8時までは500円で停める事が出来ます。
ここまでは最初にご紹介した繰返しと同じです。
1回限りの場合は、ここで最大料金の適用は終了します。
よってさらに翌々日の午前8時まで車を停めた場合は、24時間500円の最大料金は適用されず、30分200円や30分100円などの通常料金が加算されます。
駐車1回につき、最大料金が1回適用という事になるので、最大料金が1回適用された時点で一旦精算し車を出庫後、再度入庫した場合はまた1回の最大料金が適用されます。
なぜこのような料金設定をするのかというと、長期間の利用を抑制して短時間利用で駐車場の回転率を上げたいという狙いがあるようです。
もし、このような最大料金1回限りのコインパーキングに長期間駐車される場合は、管理会社にあらかじめ料金を確認して納得した上で利用するか、途中で一旦精算して、車を入れ直す事をおすすめします。
ここで大事なのは、料金を精算するだけではなく、一旦車を出し入れするという事です。
車を完全に出庫させ入れ直さなければ、1回限りの適用条件はリセットされません。
1回限りとは、その最大料金が1回しか適用されない条件となります。
当日限り
最後に、当日限りという適用条件について説明します。
この適用条件も、よく理解しておかないとコインパーキングの料金が高額になる原因になる為です。
当日限りとは、車を停めた当日の24時を過ぎると、最大料金が適用されない条件となります。
最近は、この当日限りという適用条件を採用するコインパーキングの数はかなり減ってきました。
消費者からのクレームが多発した為と思われますが、まだ完全に0になった訳ではありません。
この当日限りという適用条件も、よく仕組みを理解しておかないと、最終的にとんでもなく高額な料金を請求される可能性があります。
例えば、12時間最大料金が500円で午後5時に車を停めた場合、当日の24時までは12時間最大料金500円が適用され、請求料金も500円です。
しかし、日付が変わった翌日の午前0時以降は、最大料金が適用されず、30分200円や30分100円などの通常料金が加算されます。
日付が変わった時点で最大料金が適用されなくなるので、もし引き続き最大料金の適用を受けようとするなら、日付が変わる午前0時以前に一旦精算して車を出庫し、午前0時を過ぎて日付が変わってから車を入れ直す必要があります。
ここでの注意点は、精算するだけではなく、日付が変わってから車を入れ直すという事です。
車を完全に出庫させ、日付が変わってから入れ直さなければ、当日限りの適用条件はリセットされません。
当日限りとは、車を停めた当日の24時を過ぎると、最大料金が適用されない条件となります。
料金が高額になる理由
最大料金の適用条件が1回限りや当日限りの場合、料金が思っていたよりも高額になる可能性があります。
最大料金の適用条件が繰返しの場合は、何度でも繰返しで最大料金が適用されるので、看板に表記されている最大料金から大幅に外れた高額な料金にはなりません。
しかし、1回限りや当日限りだと最大料金の適用回数や適用タイミングに制限があり、その制限を過ぎたあとは30分200円などの通常料金が加算されます。
仮に30分200円だと、1時間で400円、1日ではなんと9600円にもなります。
この1回限りや当日限りという最大料金の適用条件は、その分かりにくさと料金が高額になるなどのトラブルが頻発した事から、最近では採用しているコインパーキングは珍しくなっていますが、完全に無くなった訳ではありません。
最大料金の適用条件が一回限りや当日限りの場合、料金が思っていたよりも高額になる可能性があり注意が必要です。
最大料金の落とし穴
長時間コインパーキングを利用する際、非常にお得な最大料金ですが、利用するにあたり注意すべき点がいくつかあります。
この注意点を知っておくことで、よりお得に、より確実に最大料金の恩恵を受けることができる為です。
注意点の1つ目が、短時間利用では逆に損をする可能性があることです。
2つ目は、特定の車室番号のみ最大料金が適用されるケースがあることです。
この2点が最大料金を利用する上で注意すべき点です。
これらの確認を怠ると、利用時間によっては逆に料金が高くなったり、最大料金が適用されないなどのトラブルに繋がる可能性があります。
利用した後で苦情を言っても、受け付けてもらえない事がほとんどなので、利用する前に確認する事が大切になってきます。
長時間コインパーキングを利用する際、非常にお得な最大料金ですが、利用するにあたり注意すべき点2つを詳しく説明します。
短時間利用では逆に損をする可能性がある
最大料金が設定されているコインパーキングでも、短時間利用の場合では逆に損をする可能性があります。
コインパーキングの料金はその多くが30分200円などの通常料金と、24時間最大500円などの最大料金に分かれます。
いくら最大料金があるとは言っても、コインパーキングを利用する時間が短時間であるならば、その利用価値はありません。
例えば、コインパーキングAが終日30分200円24時間最大500円の場合と、コインパーキングBが終日30分100円最大料金無しの場合、30分間だけ車を停めたい場合はどちらがお得になるでしょうか?
当然ですが答えはコインパーキングBになります。
最大料金があるからお得、というのも完全に間違いではないですが、利用する時間に合わせて選ぶ事でより安く利用出来る可能性があります。
最大料金が設定されているコインパーキングでも、短時間利用の場合では逆に損をする可能性がある事について説明しました。
特定の車室番号のみ最大料金が適用されるケース
コインパーキングによっては、ある特定の車室番号のみ最大料金が適用されるケースがあります。
その目的は、コインパーキングの回転率と稼働率を上げるためです。
よくあるのは、停めにくい車室番号のみに最大料金が適用されるケースです。
停めにくい車室番号と停めやすい車室番号が同じ料金であるならば、自然な流れとして停めやすい車室番号が先に埋まっていき、停めにくい車室番号は最後まで空いている事になります。
そこで、停めにくい車室番号に最大料金を適用する事でお得感を出し、より優先的に使ってもらうことを狙っているのです。
料金看板に最大料金の記載があってもよく確認し、全ての車室番号に適用されるのか、自分が停めている車室番号には適用されるのかといった点も確認したほうが良いです。
コインパーキングによっては、ある特定の車室番号のみ最大料金が適用されるケースがある事について説明しました。